FRP派?アルミニウム派?素材から探すキャンピングトレーラー・トレーラーハウス

Post: 2021-08-25Update: 2021-10-01
FRPトレーラーと中古のエアストリーム

こんにちは。
Airstream No Mado(エアストリームのまど @airstream_no_mado) です。

キャンピングトレーラーやトレーラーハウスって種類が多いからこそ、どれにしたらいいか迷ってしまいますよね。

決め手の大部分は見た目やフィーリングですが、寿命やDIYをするなら加工のしやすさなども決め手になってきます。

今回はキャンピングトレーラーに使われる材質ごとに、特性をまとめてみました。

  • 中古のキャンピングトレーラーを探している
  • キャンピングトレーラーを買ったらDIYする予定
  • キャンピングトレーラーの寿命が知りたい

 

FRP製トレーラーのメリット・デメリット

FRPトレーラー Michelle ChurchmanによるPixabayからの画像

FRPはプラスチックの中にガラス繊維などを入れ強化した、プラスチック複合素材です。

国産・海外産にかかわらず、多くのキャンピングトレーラーの外装に使われている素材で、内装は木材でできています。

 

FRP製トレーラーのメリット

軽い。

FRP素材自体はアルミよりも軽量です。
トレーラー全体の重さは内装や外装の強度(密度)、シャーシの重さなどによって変わるので一概に比較できませんが、重さは牽引する車両の燃費に関わってくるので、軽いほうがいいですね。

 

汚れが落ちやすい。

FRP素材のトレーラーの表面は、ツルツルして汚れを弾くようになっています。
洗車が楽なのは旅好きの方にポイント高いです。

 

種類が豊富で選択肢が多い。

アルミニウム製のトレーラーにも選択肢がないわけではないですが、FRPのトレーラーの方が圧倒的に選択肢が多いので選びやすいです。
好みは人それぞれですから、選べる自由さが幅広いのはいいですね。

 

FRP製トレーラーのデメリット

寿命が短い。

FRPのキャンピングトレーラーの寿命は10年とか15年とか言われています。

接合部分を補強すれば、キャンピングトレーラーの大敵である外から中への水の侵入は防げるので、中の木材が腐らずにそれ以上乗れるんじゃないかなと思うのですが、湿気についてはどうなのでしょう?

湿気にやられてしまうと中身が木材でできているため、腐ってしまいます。

また、FRPは紫外線に弱くだんだん劣化していくので、耐久性についてはアルミニウムのキャンピングトレーラーの方に分がありそうです。

 

加工がしずらい。

FRPには木材などの土台に貼り付けて強化する加工方法と、型を作って流し込む加工方法があります。

以前、FRPでできているキャンピングトレーラーがヤフオクで安く出回っているのを目にしたことがありました。

出品されていたトレーラーは前方の角部分が全体の高さの1/3程度損傷していましたが、破格のお値段だったのでどうにか自分で直せないかと調べたり、最終的には修理できないかと車屋さんに聞いてみたのですが、「他のものを買ったほうがいいよ」とお返事をいただきました。

ヤフオクに出していた方もきっと修理費と買い替え費を考えた結果、オークションに出していたんでしょうね。

修理がしやすいものなのか、DIYをする方には加工しやすさも重要な判断ポイントになります。

 

アルミニウム製トレーラーのメリット・デメリット

ヴィンテージエアストリーム

エアストリームなどのアルミニウム製キャンピングトレーラーの外装はジュラルミン(強化アルミニウム)でできています。
内装もほとんどの壁はアルミニウムです。

その他のアルミニウムでできているSpartan(スパルタン)などのトレーラーの内装の壁は、木材でできています。

 

アルミニウム製トレーラーのメリット

加工がしやすい。

アルミニウムの場合薄いものであれば、女性でも金切りバサミで切れるくらい簡単です。
溶接するとなると難しいのですが、アルミニウムのトレーラーはほとんどがリベットで留まっているので、大体の方はその心配はないでしょう。

 

半永久的に使える。

アルミニウムはサビに強く、もしも雨漏りなどで内装が腐ってしまったとしても、内装を交換すれば半永久的に使えます。
エアストリームの場合は内側の壁もほとんどがアルミニウムなので、腐ってしまう心配がある木材は家具と床板だけになります。

リサイクルできる。

再起不能なまでに壊してしまった場合なので、あまり考えたくないですが・・・アルミニウムなのでリサイクルできます。
再利用できるならそれに越したことはありませんよね。

ちなみにFRP素材は、船をリサイクルしてセメントにしている業者さんがあるので、そういったところならもしかしたらリサイクルできるのかも?しれません。

 

アルミニウム製トレーラーのデメリット

熱伝導率がいい。

熱伝導率がいい、つまり熱さ・寒さが伝わりやすいので、しっかり断熱をする必要があります。

 

丸くてレイアウトが取りづらい。

これはエアストリームに限った話ですが、丸いので家具の配置が難しい場合があります。
まぁ・・・そのフォルムも良さだと思うんですけれどね。

 

目立つ。

メリット・デメリットともどちらとも言えることかもしれませんが、ズバリ目立ちます。
ポリッシュ(※)しているアルミニウム製のトレーラーは、道案内の目印にされそうなくらい目立ってます。
お店を作りたい!という方にはメリットですね。

※ポリッシュ … 車体(ボディ)を磨くことです。古いアルミニウムのトレーラーは磨くとビッカビカになります☆
ポリッシュされた古いキャンピングトレーラー | google

 

アルミニウムのトレーラーに興味がある方は、こちらもどうぞ。

 

まとめ:トレーラー選びに迷っている人は材質もポイントの一つ

どちらもメリット・デメリットありましたが、いかがでしたか?

それぞれの特性を知ることで、キャンピングトレーラーの選び方も変わってきますよね。

「もしかしたら数年で買い換えたくなるかもしれないから、FRP製キャンピングトレーラーにしよう」とか、
「がっつりDIYを楽しみたいから、アルミニウム製のキャンピングトレーラーの中から探してみよう」とか。

とはいっても、やっぱり最後はフィーリングかなと思うので、ご参考までに!

 

少しでもこれを読んでくれた方のお役に立てれば幸いです。良い秘密基地生活を!

Have a lucky day for you.

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