実録:中古のエアストリームを海外で購入してから手元に届くまで【Mr.Lucky物語】日本編
こんにちは。
Airstream No Mado(エアストリームのまど @airstream_no_mado) です。
前回に続いて、こんな感じでエアストリーム購入したよっていう話です。
そんなの知りたいというマニアの方はあまりいないかもしれませんが、エアストリームがどうしようもなく好きだ!という方に読んでもらえたら嬉しいです。
Mr.Lucky物語の日本編、どうぞ。
- エアストリームが好きすぎる
- エアストリームLOVEがすごい
- どんな風にエアストリームが海外から輸入されるのか知りたい
横浜港での通関手続きとX線検査
エアストリームがアメリカから到着したので、業者さんと横浜港まで引き取りに行きました。
通関手続きは大まかに以下のような流れです。
- 書類申告、納税
- 車両引取り
- X線検査
書類申告は仕入書(インボイスなどの購入がわかる書類)などの必要書類や身分証などが必要で、「輸入(納税)申告書」を申請して税金(消費税)を支払います。消費税はアメリカで購入するときにかかった金額の10%がかかります。
個人輸入通関手続き | 税関
輸入申告の際に必要な書類 | 税関
私は業者さんに任せてしまいましたが、これが長くてめちゃくちゃ時間がかかりました。
アニメ10話分くらいかかったと思います。
書類申請して許可が降りたら、X線検査の前にまずエアストリームが保管されている場所に行き、エアストリームを牽引できる状態にします。
灯火類や仮ナンバーをつけた後は指定された時間にX線検査の場所に向かい、ドキドキしながらX線検査をしました。
X線検査はエアストリームを巨大なX線にかけて、銃や薬物、植物とか動物など法令で禁止されているものが中に入っていないかをみる検査です。
このとき牽引車も一緒にX線検査にかけられます。
牽引車に入れたままのiPadが心配になったのですが、入れたままでも問題ありませんでした。
待っている間は係の人が、いやぁきれいなエアストリームですねぇ と話しかけてくれて、エアスト話に花が咲きました。自分が好きなものを褒められると、嬉しくてついつい話し込んじゃいますよね。
まさかの、X線検査にひっかかる
そうこうしているうちに、X線検査の結果が出ました。意外と早いもんです。
検査の結果、まさかのグレー判定。
なんだか影みたいなものが見えるので、中を見せて欲しいとのことでした。
死体とかが入っていたりしたことないんですか?と聞いてみましたが、笑われてしまったので本当のことはわかりません。(アメリカでも船に乗せる際に輸出検査があるので、ないとは思いますが・・・怖いですよね)
エアストリームには鍵がかかっていなかったので、そのままドアを開けて中身を見てもらいます。
中にはガムテープで塞がれている段ボールが1つだけ入っていました。
開けてみてもいいですか?と確認されたので、緊張しながらどうぞ!と答えたのですが、なんと・・・
中身はぎゅうぎゅうに詰められたエアストリームの交換用パーツでした。
オーナーさんが付け替える予定だったもの、すでに付け替えた古いものも全て送ってくれたようで、とてもありがたかったです。
改めてこのエアストリーム愛に溢れるオーナーさんから購入できてよかったなぁと思いました。
係の人もなぁんだ!みたいな感じで、他にはなにも載っていなかったので、一同ほっこりしながらエアストリームをでます。
今思えば、このときに初めて自分自身もエアストリームの中に入ったんですよね。
国内陸送の準備をして、いざ帰路へ!
係の人たちにお気をつけてー!と見送られて、空いている場所で帰るための補強をしました。
ドアや窓をガムテープでふさいだり、フロントガラスに段ボールを巻いたり、古い車はなにが起こるかわからないので念入りに備えます。
見た目がかわいそうなことになっていますが・・・諦めましょう。もっとちゃんとかっこいいカバーを作ってくればよかったです。ごめんよ。
朝9時過ぎに着いたのに、通関に時間がかかって陸送できる状態にする頃には夕方になっていました。
入念に確認した後、慎重に高速を走り帰路につきます。
キャンピングトレーラーは高速道路で80kmの速度制限があります。
各サービスエリアに寄り、チェックしながら帰っていたのですが、あるところに寄ったときにナンバーが落ちそうになっていることに気がつきました。
結束バンドとガムテープで留めていたのですが、金属に擦れてしまったのか結束バンドが切れてしまったんですね。危なかった・・・。
その場で直しましたが、陸送の時はこまめな確認が必要ですね。
エアストリーム到着、その後
無事に到着しときにはもう真っ暗で、しばらくの間は業者さんで保管してもらうことになりました。
なんだかんだとトラブルもあったけれど、それを乗り越えて私の元にきてくれたエアストリーム。
引きの強さと幸運を味方につけているような気がしてならず、Mr.Luckyと名付けました。
これからのMr.Lucky物語はDIYリノベーションした先になるので、まだまだ遠い話かもしれないけれど、またこの先の物語を書きたいなぁと思います。
備忘録とか言いつつ2話に渡って書いてしまいましたが、いかがでしたでしょうか?
次回からはDIYリノベーションのことを書いていきます!
みなさんも運命のエアストリームと楽しい日々を過ごせることを願って。
Have a lucky day for you.
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